わが国の水道施設は、経営基盤の強化、施設の更新、技術者の育成、技術や経験の伝承など多くの課題を抱えています。
一方、少子高齢化、水道使用量および料金収入の低下、良質な水道サービスの要求が進むなど課題の対応がより困難な時代に直面しています。
このような時こそ、水道に民間企業がもっと積極的に関与し、長年にわたり培った技術・ノウハウを活用し、品質の維持・向上や効率化に寄与すべきと考えます。
我々は、MAC21など産官学共同研究等で開発した技術や装置を早く広く市場に紹介して、世界のトップランナーの水道を目指し、そのバトンを未来に継承する上でも、浄水技術の向上および普及に寄与することが使命と考えます。
そのために、わが国初の浄水技術を専門に調査研究する機関であった旧水道浄水プロセス協会の理事会社(当研究会の協賛企業)が中心となり、日本の水道界の状況を民間の視点から直視し、各種の情報発信することを目的に、当研究会を設立いたしました。